【高濱コラム】『育て!』2018年4月

  • 2018.04.18

【高濱コラム】『育て!』2018年4月

2月の中頃、どうした風の吹き回しか、3日連続で卒業生の訪問を受けました。

一人目は、24年前に第二期生として入会してくれたSくん。

一期生だったお姉ちゃんも優しくておとなしくて人柄が良かったのですが、Sくんも無口で強い主張をしない子でした。

人の嫌がることはやらない誠実な人柄と、鬼ごっこ程度のゴニョゴニョ遊びの中での、捕まらない俊敏な動きは覚えています。

そのSくんが、格闘技の「修斗」で世界チャンピオンになったというのです。

私のあとに教室長を引き継いだ樋口が元プロボクサーだった影響というわけでもないでしょうが、小さい頃の寡黙な彼を知っていると、信じられませんでした。

チャンピオンベルトを持って登場した彼は、昔の面影を残しつつも、精悍でオーラをまとっていました。

ためしに腕相撲をしたら、手加減こそしてくれましたが、まったく敵わない強靭さを感じました。

あのおとなしかった彼が、どこで変貌したのかを聞くと、高校の体育学科で体操を専攻し、そこでまず徹底的にアスリートとして鍛えられ、19歳のときに1か月半インドをバックパッカーとして旅したときに、転機が訪れたということでした。

一人きりの放浪。

金が無くなったら、「働かせてくれ」と交渉してお茶摘みのバイトをするような経験の中で、生きる力を手に入れたそうです。

リングでは筋力などフィジカル面での強さはもちろん、戦いの組み立て=戦略がものすごく大切で、お互い苦しい終盤で、「深海に引き込んで息苦しさ勝負に持ち込むようなガマン比べ」に勝てるように、絶対に相手よりきつい練習をするんです、と教えてくれました。

自分の人生ではまったく経験したことのない世界の話は、興味津々で、勉強になりました。

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