【真島コラム】夏の成長『好き』『得意』2018年7月

  • 2018.07.18

私自身が小学生の頃の夏の成長といえば、サッカー合宿、毎朝のラジオ体操、毎朝の母とのジョギング、父との登山が思い出される。
3年生から参加したサッカー合宿は、練習内容がきついことに加え、水も飲ませてもらえない、合宿専用の鬼コーチが怖い…。朝から晩まで泣き続け食事は喉を通らなかった。「もう来たくない」と感じても、翌夏もその翌夏も、6年生までこの「拘束」される環境に身を置くことは、既定路線であった。6年生の合宿最終日、過去3回の際には到底気付く余裕も余力も感情もなかったのであろう、初めて澄み切った青空と爽やかな夏の風を実感した。「苦悩の日々のあとには、必ず達成感や自身の成長がある」。これはいずれ、私の人生観となった。

毎朝の母とのジョギングは、夏休みに限らず一年中であった。言い換えれば、学校が休みであることに影響は受けず、家族の習慣として行われ続けていた。なぜ毎日出来たのだろうか。きっと、母が子どものためにやっているのではなく、母自身が毎日走りたく毎日走ることを楽しみにしているからだったと思う。母が「フォー!」と言いながら軽やかに走っていた姿を今でも鮮明に覚えている。

父との登山は、非日常体験であった。父は私が尊敬する「仕事人間」である。普段会話をする機会がないためか、いざ2人きりになっても話が弾まない。数日間、何か話したのだろうか。幾つかの山を登ったのだが、八ヶ岳は天候不良を理由に途中で引き返した。雨で濡れていた岩の上で足を滑らせ、水たまりにお尻から落ちた。父に、「健一郎はどうしたい?」と聞かれ、葛藤はあったのだが「帰りたい」と言ってしまった。下山途中、すれ違う登山者がいる度に情けない気持ちになったことを覚えている。その感情はずっと残っていて、大学生の頃1人で八ヶ岳へ。3泊4日、単独登頂に成功した。父は私と一緒にこの景色とこの達成感を味わうことを楽しみにしていたのだろうか、と思うと、嬉しさとともに切ない気持ちにもなった。

これをやった方がいい、これは有効的だというネット記事や子育て本はたくさんあるが、親が好きなこと、親が得意なことを活かす、親が自分らしくいることも大切なんだと思うようにしている。今年の夏、わが子にとっても、親にとっても、家族の大切な1ページを。

花まる学習会 真島健一郎

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